就職活動でよくある質問
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年齢層が幅広く、それぞれの考えを尊重して全体の雰囲気は悪くはないと思います(園長調べ)。職場に多様な人がいるのはどんな職業も同じで、信和保育園にも個性豊かな人がいます。アイドル好きがいたり、釣り人がいたり、楽しんでお酒を飲むのが上手な人とか、陶器祭りに欠かさず行く人や、ホークスの成績に一喜一憂する人がいたり。しかし、『保育』という仕事において、しっかりした責任感という共通項を持っていれば保育園は機能します。子どもたちを笑顔に出来るプロ意識が高い職員がいて、穏やかで幸せな時間が流れる…そういう保育園であればいいと考えます。
基本的にほとんどないと思われます(園長調べ)。個人情報が多い書類を持ち出して家で仕事をしないで済むように各クラスにパソコンを配布して、可能な限り午睡中に個人記録などを書いています。 夜遅くまで勤務をすることがないように(子どもが少ない)土曜日に職員会議や園内研修を行います。この時には保育をする子どもに対する配置数より多くの職員が出勤するために書類を書く時間も出来ます。平日に個人的にピアノの練習をしたり、翌日の保育の準備に残ろうとする職員がいますが園長に見つかると帰されます。 仕事には個人差がありAさんが3時間で出来ることをBさんは4時間かかったりします。「そこまで手をかけなくてもいいのに」と思われる保育材料に手をかけ暇を掛け、愛情を込めたいがために家で作り込む人も確かにいます。子どもの笑顔を見たいという保育士のまごころを園長は止める術を知りません。つまり、個人差と熱量差。この差は如何ともし難いものですが、お互いに助け合って出来るだけ残業を少なくしています。延長保育終了後に残っての仕事、会議はありません。
“下手っぴい”でも信和保育園で生きている職員はたくさんいます。『ピアノの生音が流れ、弾きながら子どもたちの歌う姿に目を細める保育士』というシーンは、いかにも保育園というものです。多くの卒園児たちがこのシーンの思い出を口にするのは全国共通ではないでしょうか。そのためピアノは以上児の保育室に必ず1台置いてあります。子どもたちの歌声もまた素晴らしいものがあります。それだけピアノは保育の日常で重要な要素になっています。 でも、ご安心。週に3回ほどピアノの先生が来園し午睡中に個人レッスンを受けることが出来るので、さきほどの“下手っぴい”でも年を重ねていけば上達していきます。職員には「保育士養成校に入学した時に初めてピアノに向かった」人も少なくありません。実際に採用試験の時に「弾けません」と鍵盤も叩かずに立ち上がり不採用を覚悟した保育士(ピアノ以外に保育士としての魅力があったので採用しました)もいましたが、今では見事にピアノを弾いています。
短大出身者を例にします。基本給は154,900円。これに初任給調整手当や勤続手当、調整手当、特殊業務手当(保育士)など諸手当がつきます。さらに処遇改善手当Ⅰ、Ⅱというものがあり、信和保育園では処遇改善手当Ⅰは若い保育士に不利が生じないように年功差なく一律です。月額10,000円と2月に一時金として220,000円の計340,000円(令和元年実績)です。処遇改善Ⅱはキャリアアップのための研修を受けた職員に出るため初年度の職員には出ませんが、こちらは最大で年間480,000円出ます。基本給と諸手当、月額換算した処遇改善Ⅰ(処遇改善Ⅱは除く)を加えた額はおよそ215,600円(総支給額)です。これから社会保険料や税金、給食費などが差し引かれ個人の銀行口座に振り込まれます。 福岡市は多くの人に保育士になってもらいたく特別な補助金を出しています。奨学金補助最大月額20,000円、家賃補助10,000円です。保育園独自で家賃補助も出ていますので保育園の近くに住む場合は20,000円から30,000円の手出しで住むことが出来ます。調理員については福岡市からの補助金は出ていませんが、保育園独自でほぼ同額を出しています。同じ職場の仲間ですから同じ処遇です。 この他に賞与(ボーナス)として年2回、合計4.5ケ月分が支給されます。先ほどの処遇改善Ⅰ、Ⅱですが、処遇改善Ⅰは全員に毎月10,000円が支給されていますが残額の220,000円や処遇改善Ⅱ(最高で月40,000円)は2月に支給されます。最高で700,000円にもなるので「第3のボーナス」として職員の希望で月々の支払いを抑えて、2月にどんと支給するようにしています。
日曜・祝日は休園日です。年末年始は計6日間。これに加えて週休2日に近い「8週14休」という指定休があります。1ケ月では3.5日の計算でこちらは保育園がシフトを決める際に休みも「指定」するものです。勤務年数に応じて有給休暇もあり、その他病気や介護、身内の不幸ごとなどの休みがあります。信和保育園では保育士に多くの世界を見て見識を広げ、子どもたちにそれを伝えて欲しいので、海外旅行などの長期休暇に出来るだけ応じるようにしています。事前に申し出ていれば指定休、有給休暇などをまとめて取れるようにしています。新卒職員にはあまり関係ありませんが子どもがいる職員については、子どもの病気など優先して休めるように配慮しています。“休日こっそり出勤”は園長に追い返されるか、出勤扱いになるかします。
誠実さだと思います。残業の項で少し触れましたが人間には個人差があります。保育は「生産性」や「到達点」という言葉では決して括れません。一長一短を認め合って誠実に仕事することが職場にあっては大事なことだと考えます。みんなで気持ちよくカバーし合うためにも個人個人の誠実さというのはとても大事な要素になります。
素晴らしい人…という人はごく稀に、本当に稀にいるようです。変わった人…という人には結構出会います。見方は人それぞれですので直接会って確かめて下さい。ちなみに地元の大学を出て地元の新聞社で記者をして、ホークスやアビスパの番記者をやってアトランタ五輪(1996年)の取材もしました。超一流のアスリートと長いこと付き合ってきたので、人間が持つ無限の可能性の素晴らしさを痛感しています。なにものにも縛られない自由な心の強さも知っています。保育園を経営していた父の病気で信和保育園にやってきました。
特別に変わった保育園とは思いませんが、40年の歴史の中で特化していったものはあると思います。そのひとつが地域支援への思いで、子育て支援地域拠点事業である「次郎丸中子どもプラザ」の運営を10年間、福岡市から委託されています。コロナ禍で保育園に通う親子の関係もいつもと違ってきています。ましてや保育士と関わることのない親子。見えないところで様々な困難に出会っていることも想定できます。近くに住む方なら園児じゃなくても大事にしないとね…という考え方は職員に定着しています。
先ほど述べたように誠実な人です。その上で望ましいのは「柔軟な考え方が出来る人」。万物は変化していきます。10年前の機械が使い古されているように、いろんな変化や進化があらゆるところで起きています。古い考え方を捨てきれない人は、進化に気が付かず、気が付かないがゆえのミスを起こすかもしれません。進化に対応できる柔らかい発想力は、日ごろの気づきにも繋がります。「今やっている保育は正しいのか、意味があるのか、効果的なのか、園児が楽しめているか、楽しめていないように見えるのは内容のせいなのか、自分の未熟さなのか…」。発展や進化、『カイゼン(改善)』は常にその考え方の先にあります。園長が気付かないような、奇抜であっても、おもしろい発想を持つ人材を常に求めています。